寒さの底で

寒さの底みたいなこの季節
抜け切るまでが
たいへんですね、、

レッスンも、お休みされる方が
今週けっこういらっしゃいます。

末っ子が張り切っていた明日の社会科見学も
インフルエンザの子が増えているから
ということで
延期のお知らせが
さっき、きました。

明日は休めないから! と
若干体調が悪いのに
気合いを入れていた末っ子は
今ごろ学校でガッカリしてると思う、、


で、このしんどい時期に
今年も、受験を控えながら
いつも通りにレッスンにいらっしゃる
かたもいて、
なんだかわたしは毎回打たれています。

地味で、誰にアピールできることでも
ないけど
本当にすごいと思う。

まず、レッスンを続けさせようと思う
親御さんがすてきです。

そして、じぶんのペースで
たいへんな生活のなか
上達していくご本人の
強さみたいなものに打たれる気がします。

こんなたいへんなのに続けたから
上手くなる、
とか、
自信になる、
とか、
音楽とずっとともにいられるだろう、

強く思うわけではないです。

そうかもしれませんが
そうではないかもしれない。

ただ、それまでやっていたことを
貫くということは
心の筋肉のようなものを
つけるにちがいないし

お母さまでないからこその
のんきな発言になるけれど
そういう人は
もう、あまり、結果は関係ない気が
するのです。
結果がどうあれ、
そうした生活のなかで得られるものを
得られると思う。

もちろん、ご本人の望む展開になることを
祈っています。

丁寧に

レッスンで、

わたしはよくお料理にたとえて話します。

料理と音楽には通ずるところが
たくさんあるような気がします。

が、小さい生徒さんで
そう毎日しっかりお料理してる人はいないだろう。。

気をつけつつ、
でもつい、パンの生地を練っていると
って話を
柔らかい音色のことを話したいときに
説明してしまったりして
イメージしにくかったかな、、
と思ったりしています。

きのうは、
ぶっちぎりのスピードで走り始めた
女の子に
ゆっくり、ちゃんと数えて(拍子を感じて)
て話していました。

とっさに、
ママが、ものすごくあっという間に
ごはんを作ってくれたけど
もしもそのごはんが
ぐちゃぐちゃだったらどうしよう
と言ったら、
やだ! と彼女。

言ったわたしも
ひどいたとえだなと笑ってしまいましたが

でもやはり
料理と弾くことは似てるなと思います。

どちらも、丁寧に、がポイントだと感じる。

丁寧に、は、より細かく意識化して
というような意味で
ともかくゆっくりと遅く、というわけではないけれど、、

汐留へ

生徒さんがたのコンクールで
汐留イタリア街のベヒシュタインサロンへ伺う。

とてもいい楽器でした。
渋みに、はっとしたり
じーんとしたり。

最近、
世界のあちこちのトラディショナルのアレンジと
久しぶりにひっぱりだしてきたプーランク
その次にやろうかと思っているシューベルト
などを
交互に練習するような格好になっていますが、

そんなふうに弾いていると、

やはり、ピアノという楽器が
本領を発揮するのは、
言うまでもないことかもしれませんが、
ヨーロッパのクラシック音楽で、だなあ、、と
しみじみします。

たぶん、由緒あるお肉の旨み
のようなものなのではないだろうか、

経験したことのない人にはわからないし
お肉に上も下もないけれど
しかし味わってしまうとその響きの
絶対的な深み(旨み)には
ひれ伏してしまうよね、、

と、最近思っていたことを
また聴きながら思っていました。


出場した生徒さんがたは無事通過して
来月は白寿ホールでのファイナルです。
たのしみが増えました。

新しいページをめくる

プログラムの表紙の一部をつかって
つくったCD-R
 
先月の発表会写真をみなさまに
コピーしました。


これをお手紙と一緒にお配りしたら
今回の発表会関連はおしまいです。

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新しくピアノを始めた
未就学の小さいお子さんもいて、
またわたしも新しい気持ちに
なっています。


物心つく前から
レッスンを受けてきて
あたりまえのようにレッスンをご提供
してきたわたしには
レッスンというのは本当に空気のような
自然なものですが


初めてのお子さんにとって
ピアノの小さな部屋で
わたしとふたりですすめる
レッスンというのは
ぜんぜん自然ではないのだということを
また思い出します。


お母さまはたいてい、
人見知りするお子さんが
レッスンに適応できるのかと
ご心配されます。


適応できなかったお子さんはいないので
わたしはそこはまったく心配しませんが


その慣れていってくれるペース
というのは
ひとりひとりのもので
大人が期待するような
芳しいペースではないかもしれなくて


でもかならず、そのお子さんのぺースで
毎回前進が見えて、


たとえば初めてのときはコソコソ声でだけお喋りしてくれた
お子さんが
次のときは、ふつうの声で話してくれるようになり、
というふうに、、


その鮮やかさに驚かされる。


わたしもいつも
新しいページをめくる気持ちで
レッスンをしたい。
という気持ちになります。